台湾での生活 PR

台湾の新竹で出産してみました。妊娠〜出産まとめ

記事内に商品プロモーション(Amazonアソシエイト含む)を掲載している場合があります。

夫の転勤で2024年に台湾(新竹)へ移住。

日本では兵庫県宝塚市で暮らしていて宝塚歌劇団も好きでした。

突然始まったドタバタ「宝塚好き女性@台湾」のリアルな生活をお伝えしていきます。

先日台湾(新竹)にて出産いたしました。

今回は台湾での妊娠・出産について、まとめてみたいと思います。

私自身、台湾(新竹)で出産を決めてからネットで情報を探しましたが、台北の情報が多くなかなか新竹の情報にたどり着くことができませんでした。

これから台湾の新竹で出産を控えている方のお役に立てることが少しでもあれば嬉しく思います。

産後も数年台湾での生活が続くことから台湾での出産にふみきりました。予防接種や子供通院など台湾で基盤をつくりたいと思ったのと、つわりがひどく日本に帰国どころではなかったのが大きな理由です。

台湾(新竹)での妊娠生活

受診した病院について

まず最初に、妊娠が発覚してしばらく(心拍確認まで)は台北の日本語が通じる病院に通院していました。

妊娠前に基本検査を受けに行ったことがあり、日本語で対応して頂いたので妊娠発覚後すぐに連絡ししばらく受診しました。

コウノトリ生殖医療センター

https://jp.icryobank.com/about/environment/stork11

その後家の近くで産院を探してくださいと言われ、心拍確認後からは新竹の病院で妊婦健診を受け始めました。

新竹市立馬偕兒童醫院

https://www.hc.mmh.org.tw/child/home.php

台湾の保険証と居留証を持っていれば受診できます。予約無しで行っても初診登録をすれば受診できました。

言語は英語と中国語

馬偕兒童醫院での検診は基本英語での対応でした。

院内で通訳サービスなどは無く英語での診察で乗り切りました。(ちなみに英検は2級レベルで決して英語力がある方では無いです…)

先生は簡単な英語を使ってくれましたし、専門用語はグーグル翻訳などを使いながら説明してくれたので約10ヶ月の妊婦健診は意外と困ることはなかったです。

現在、こどもの検診などの際は下記の通訳サービスを利用することもあります。よろしければご参考まで!

台北101クリニック医療通訳サービス

同行での通訳と電話通訳が可能です。私は電話通訳をお願いすることが多いです。

https://taiwan.japandr.com/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9/

台湾の妊婦健診で感じた日本との違い

日本の妊婦健診を受けたことが無いので、のはっきりした違いが正直分からないです。

ただ、日本のサイトで調べた内容と少し違うなと思うこともいくつかあったのでご紹介します。

  1. 保険診療&分娩予約は必要無い(新竹市立馬偕兒童醫院の場合)
  2. 体重についてはそれほど厳しく指導されない
  3. 入院に必要なものは34週くらいにいきなり言われる
  4. お産まで内診が無い

①保険診療&分娩予約は必要無い

まず、台湾の妊婦健診は保険診療です!

毎回の妊婦検診は150元ほどでお財布に優しいです。

なお、妊婦健診に定期的に通って分娩のタイミングになったら分娩するという感じなので分娩予約などは不要です。

臨月は毎週妊婦健診に通って様子をみてもらって出産という流れでした。

②体重についてはそれほど厳しく指導されない

日本では体重について指導があると聞いていて少し身構えていたのですが、台湾では体重の指導はほぼありませんでした。

また、あまり運動はしないようにと臨月までは言われ続け、とにかくゆっくり休むようにとひたすら言われていました(笑)

③入院に必要なものは34週くらいにいきなり言われる

病院から必要な物リストを頂いたのは34週くらいで結構ギリギリでした(笑)

インスタなどで陣痛バッグの投稿をよくみていたので、台湾でも準備せねばと思っていたのでちょっと不安にはなりました。

日本の陣痛バックに入れるようなものをざっくり薬局などで確認しておくことをおすすめします。

病院独自で指定があるものは病院の近くの薬局で揃えられたので特に大きな問題はありませんでした。(馬偕の場合は院内に薬局があり、そこでリストを店員さんに見せて揃えてもらいました。)

新竹にはアカチャンホンポや西松屋は無く、出産準備もかなり手間取りました。

結局ベビーベッド、60センチの肌着(3枚)、おくるみ、だっこひも、哺乳瓶洗浄機を用意して出産を迎えましたが、結果なんとかなっています(笑)

※おくるみ、だっこひも、ミルク洗浄機はお下がりでもらいました。

その後、必要そうなものは月子中心にいる期間に夫に買い揃えてもらいました。(哺乳瓶とミルク、おむつ、おしりふきを買いました)

台北のアカチャンホンポか、momoなどの通販で子供用品を揃えることもできますが、使うか分からないので月子中心にいる期間にそろえても良いかなとは思います。

中国語がわからなかったのでネットショッピングの検索でさえ難しかったです(笑)

参考までに台湾のネットショッピングのリンクを貼っておきます。

台湾の哺乳瓶洗浄機(退院当日からフル稼働です)

お下がりで頂いたのですが、水を入れてスイッチを押すだけで除菌と乾燥ができるスグレモノ!新生児期は1日8回程度授乳するので、消毒は時短あるのみです。

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ベビーベッド

台湾の家は床がひんやりとした石のような素材です。床に直接寝かすのは硬いかなと思いベビーベッドを購入。可動式なのでリビングと寝室への移動がラクラクで便利です。

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沐浴用品

衣装ケースにお湯を張り沐浴していましたが、片手がふさがり難しかったので追加購入。落ち着いてこどもを洗うことができますし、沐浴で泣く頻度が減ったような印象です。

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④お産まで内診が無い

台湾の妊婦検診は臨月になっても内診はありませんでした。

私は計画で誘発分娩になったのですが、入院するまで一度も内診をしませんでした。(入院時子宮口1センチwww)

子宮口の開きが分からないので、いつ陣痛が来るんだろう?とソワソワはしましたが、内診グリグリがお産までなかったのはメンタル的には良かったです。

日本と違いがあり戸惑うこともありましたが、保険診療で費用が押さえられたこと、お医者様がおおらかな雰囲気で安心して妊婦生活を送れたことはとても良かったです!

台湾(新竹)での出産

いよいよ台湾で出産することになるのですが、お産の方法も日本と少し違いましたのでざっくりまとめてみます。

  • お産の際は付き添いが必須(食事も出ない)
  • 入院は3日間(帝王切開は5日間)
  • 費用が安い

お産の際は付き添いが必須(食事も出ない)

台湾でも日本と同様お産の際には助産師さんがケアしてくれますが、日本と違い医療行為のみ!という感じです。

食事の提供も無いので誰かに買いに行ってもらう必要があり、旦那さんかお母さんに付き添ってもらう必要があります。

ここは日本の立会出産と大きく違うところかなと思います。

食事や日用品の買い出し、入院などの手続き、トイレなどの介助などは付き添いの人が行います。

まずは付き添いの人を確保しスケジュールなど打ち合わせておく必要があります。

入院は3日間(帝王切開は5日)

普通分娩の場合入院期間は3日間でした。

馬偕の場合は母子同室でも別室でもOKでしたので、私は別室にして新生児室へ何度か授乳へ行きました。

入院期間は日本より少し短いかなという印象です。

費用が安い

分娩費用は無痛分娩費を入れて15万円程度でした。

どのタイプの部屋に入院するか、お産時の処置内容によっても変動しますが日本のお産よりだいぶ費用が安い印象です。

無痛の麻酔もどうするかはお産の当日に決められました。麻酔を入れるタイミングも自分で決めることができましたよ!

台湾でのお産はリーズナブルで臨機応変に対応できるので助かるなと言う印象でした。

台湾(新竹)での産後ケア

月子(ユエズ/yuèzi)とは

台湾には月子(ユエズ/yuèzi)という出産後の女性が心身を回復させるための伝統的な産後ケア習慣があります。

その中で一般的なのは月子中心(ユエズ ジョンシン/産後ケアセンター)です。

台湾における 月子中心(ユエズ ジョンシン/産後ケアセンター) とは、出産後の母親と赤ちゃんが約1ヶ月(伝統的な「坐月子」期間)を静養・回復しながら専門的なケアを受けるための施設です。現代台湾では多くの産婦が利用する産後ケアの代表的な形態になっています。

外国である台湾で出産するご褒美として、今回2週間だけ月子中心を利用することにしました。

利用した月子中心

私が今回利用したのは、新竹市立馬偕兒童醫院の中にある施設です。

この選択が本当に良かったです!

清潔なお部屋&食事に加え、産婦人科と小児科の先生が定期的に回診に来てくださるので、気になることをすぐ聞けたのがとても良かったです。

夜に子供を新生児室に預けてゆっくり寝て回復もできたので産後の体力の戻りも早かったような感じがします。

子供が急遽3日だけ追加入院することになったのですが、同じ施設に滞在していたので手続きや面会などが本当にスムーズでした!!!(自分の退院後だと家から面会時間に合わせて搾乳した母乳を毎日届ける必要あり。)

他にも新竹には沢山月子中心の施設がありますが、私の場合は同じ病院の中の施設にしておいたことが結果的にとても良かったです。

月子を選ぶ際には、旦那さんの通いやすさ、自分や子供が追加入院になったときの対応のしやすさなども考慮に入れておくといいかなと思いました。

月子中心でかかった費用

利用期間:14日

費用:50万円程度(概算)

※妊婦健診と出産の費用が安いので、合計して日本での出産費用と同じ位になりました。

月子中心を利用した感想

出産後2週間、病院内の月子中心施設に滞在しました。

感想としては、控えめに言っても最高でした!

栄養のある料理が3食毎日出てきて、定期的に清掃もある、必要であれば子供を夜間預かってもらえるという至れり尽くせりの環境でした。

確かに言葉は通じにくかったですが、翻訳機などを使って子育てについて不安なことはすぐ聞けたのでとても安心できました。

また、家事をしなくて良いので自分の回復と子育てのみに専念できる貴重な期間は最高のご褒美となりました。

台湾で出産を検討されている方は、ぜひ月子中心の利用も検討してみてほしいと思います。

出産や月子中心に持っていって良かったもの

出産や月子中心での生活の際に持っていって役に立った持ち物をご紹介します。

出産や月子中心で役立ったもの
  • ショーツ型ナプキン
  • 骨盤ベルト
  • ポシェット・エコバック
  • 好きなお菓子

ショーツ型ナプキン

産後は悪露が続くのでお産パッドやナプキンが必要です。

ショーツ型のナプキンであれば漏れの心配が少ないですし、捨てて新しいものに変えられるので洗濯不要でおすすめです。

出血が落ち着いてきたら使い捨てパンツ&ナプキンもおすすめです。

産後は体中が痛くて、とても眠いので、洗濯という省ける手間は省いた方がいいです。

ショーツ型ナプキン(台灣サイト)

めっちゃ役にたったオブ・ザ・イヤー!という感じで使いまくった商品です。足を上げなくても脱げるものもあり、産後には最高すぎました。

https://www.momoshop.com.tw/goods/GoodsDetail.jsp?i_code=13716652&recomd_id=fee0c0f1-888d-4d0b-8cc0-8d1206883359

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骨盤ベルト

産後は骨盤が開いて歩きにくいので、入院中から骨盤ベルトの着用がおすすめです。

私も産後腰が痛かったのですが、骨盤ベルトをすると落ち着いたので持参しておいて良かったです。

骨盤ベルト(台湾サイト)

臨月・産後は腰が痛くて頼りまくった商品です。台湾では穿き込みタイプが売っていなかったので巻くタイプを使用しました。お手洗いに行く際などは穿き込みタイプの方が便利かなと思います。

https://www.momoshop.com.tw/goods/GoodsDetail.jsp?i_code=14122756&Area=search&mdiv=403&oid=1_7&cid=index&kw=%E4%BA%A7%E5%90%8E%E8%85%B0%E5%B8%A6

ポシェット・エコバック

授乳や買い物で院内を移動する際にポシェット、荷物が増えた際にエコバックを使用しました。

特にポシェットはほぼ毎日使ったので手持ちのものを持参しておくと良いと思います。

退院の際に病院から赤ちゃん用の荷物をもらったりもしたのでエコバックも役立ちました!

好きなお菓子

台湾のコンビニでは好きなお菓子が手に入りにくい場合があるので、事前にダイソーや日系のスーパーで日本の好きなお菓子を買いだめしておきました。

出産の際や月子中心での期間に少しずつ食べてとても元気が出ました。

やはり食べ慣れた味があると心が落ち着きますね。(酸っぱいものが好きなので、レモン味のグミやラムネを持っていきました!)

まとめ

台湾(新竹)での出産についてまとめてみました。

初めての出産が海外での出産となり戸惑いましたし、分からないことも多く、かなり不安な気持ちは大きかったです。

改めて振り返ると新竹市立馬偕兒童醫院のお医者さん、スタッフの皆さんは本当に優しく親切で安心してお産と産褥期を終えることができました。

もし、新竹でこれから出産される方がいればなにか参考になることがあれば嬉しいです。

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